主日礼拝説教要旨

2012年12月2日 ヨハネ森啓一牧師

へブル人への手紙3章1節~6節

この処でヘブルの著者は、ユダヤ人にとって特別な人モーセよりもイエス・キリストの方が偉大で優れた方であると言っています。1節でクリスチャンとは、天の召しにあずかり聖くされキリストを長子とする神の家族の一員であり、そのクリスチャンに対して「イエスの事を考えなさい」と言っています。問題が起こった時イエスの事を考えなさい、そうすれば私達の考えが聖書的になり聖書的行動になるからです。イエスは問題に勝利をとられイエスに解決があるからです。意識して常にイエスの事を考える事は大切です。2節でモーセとイエスの対比を述べながら「忠実」について語っています。モーセは祭司職と預言職の働きしていた特別な人であり、神の家全体に忠実でした。つまり幕屋(聖所)とイスラエルの民に対して忠実でした。イエスはこの地上で預言者、大祭司、王、の3つの働きをされ、神に対して、全ての者に対して忠実でした。この事からイエスの方がモーセより優れている事がわかります。モーセとイエスに共通している事は「忠実」です。「忠実」とは神の御心だけを行うことです。3~5節モーセはイスラエルの家全体に忠実であり被造物でした。キリストは全てを造られ全てを治められました。ここではっきりモーセよりイエスが偉大である事が解ります。6節私達は神の家でありその為に試練、困難が許されますが、信仰によって確信を持ち、希望、喜びに満たされて歩み続けることを求めらると共に神の国の拡大の為に、神は私達を遣わされ御業を行われます。その為に①イエスの事を常に意識して考え②神の御心を忠実に歩む、この2つの事を覚えながら歩んでいきましょう。 (文責森本)