主日礼拝説教要旨

2013年1月6日 ヨハネ森啓一牧師

へブル人への手紙連続講解11回目 6章1節~11節

ユダヤ教から改宗したユダヤ人のクリスチャンのある方々は信仰が幼子の状態のままでした。初歩の教えを繰返し繰返し教えてもらわなければならない状態でした。しかしそれは、ダメなことであり、そうではなくクリスチャンとして成熟を目指して進みなさいといっています。なぜなら(3~8節から)語られた神の言葉を聞いてもそれを信仰を持って受け止めて聞き従いの歩みをしないならば最悪の状態、背教となり救いそのものを失ってしまうからです。だから、成熟を目指して信仰の歩みをせよ、とヘブル人の著者は警告をしています。信仰の中心は神の言葉に従うことであり、感謝し、悔い改め、祈り、聞き従うのです。それと同様に私達が日々の生活の中で信仰を用いる事は非常に大切である事がわかります。初歩の教えである基本的な事柄をやり直す事無くしっかりと受け止めながら神の言葉に信頼しつつ信仰の歩みをしていくことが大切なのです。そうする時、確かに神の祝福をうけます。著者は幼子に対して警告を与えると共にユダヤ人の良いところも語っています。確かにユダヤ人は救われていて生活のただ中で救いの実質が必ず現れていると言っています。何故なら聖徒に仕えているからです。そのことは神に仕えている事であり神はその愛を忘れていません。そしてその事を忍耐をもって続けて行きなさいと勧めています。又、信仰の歩みをするためには怠けてはいけません。神の言葉を聞いた時、その言葉に信頼し忍耐をもって信じ従い続ける時アブラハムやモーセや他の信仰の人々が受けた祝福が同じ様に人生の中で現れてくるのです。全ての事を感謝し、喜び、祈り求め、悔い改め、主に忠実に従う信仰の歩みが神の勝利を受けるのです。一つ一つ信仰を用いて勝利を受けて行きましょう。(文責 森本)