主日礼拝説教要旨

2012年8月19日

テトスへの手紙2章1~10節

パウロは1節で最も大切な事として「健全な教えにふさわしい事を話しなさい」と伝えています。テトスの時代は聖書は完成していませんでしたが、その中で健全な教え(神の言葉)からくる正しい教義にかなった事を話しなさいと言っています。私達も教会の人々に対してもその他の人々達に対しても、常に健全な教えである神の言葉を基準にしたことを話して行く必要があります。その時、語る者も聞く者も共に祝福をうけるのです。3節では年をとった婦人たちに対しての4つの忠告が書かれています。その中で「悪口を言わず」とあります。ここではギリシャ語のディアポロスが使われています。これは単数の場合は「悪魔」を指し複数のときは原義の「中傷する」「悪口を言う」の意味となります。「悪口」には十分気をつけましょう。サタンに用いられないように気をつけなければいけません。常に神の言葉を口にし感謝と賛美をしていきましょう。サタンの働く機会を私達の口から守ることができるのです。9~10節では奴隷についての5つの教えが述べられています。私達に適用してみますと10節に「盗みをせず」と書かれています。私達が神の物を盗むという場合、什一献金の事をまず第一に考えます。私達の与えられる全ての物の什一は神の物であると聖書は教えています。ですから什一献金はしっかり行いましょう。そうでないと神の物を盗んでいることになり呪いを受けていることになります。什一献金をしっかりすると逆に祝福をうけるのです。「天の窓を開きあふれるばかりの祝福をあなたがたに注ぐかどうかをためしてみよ」とあるからです。10節に「務めて真実を表すように」とあります。これは「盗みをせず」の正反対にある積極的な勧めのことです。これは什一にあてはめるなら、ちゃんと什一をするということです。また主の前に正しい事を積極的に行うことです。神の言葉に信頼し主に聞き従い歩んでいきましょう。私達の正しい信仰の歩みが暗黒の世界に光を与えていくのです。(文 森本)