主日礼拝メッセージ要旨

2012年4月15日 主日礼拝 ヨハネ森啓一牧師

テモテへの手紙5章1節~16節


1~2節 教会の中の色んな年齢の方々に対して、父親・母親・兄弟・姉妹に対するようにと、家族に対するようにと書かれています。テモテは30才くらいでエペソ教会の牧師になって、この手紙が書かれた時は40歳くらいではなかったかと思われています。若さと熱心さの故に年輩者に対して、特に罪に対しては叱りつけるような言い方になったかもしれません。真に混じりけのない心は純潔と同じ言葉が使われています。若い女性達に姉妹として接すれば、情欲を抱くことはまずありません。家族は創造のはじめから、祝福の基として置かれています。イエス様は十字架によって、新しい家族を教会に与えてくださいました。(ヨハネ19:26~27) 中心には神の愛があります。神の愛にとどまるならその実を結びます。(ヨハネ15:5) 神の愛を実践し、訓練するところが霊の家族(教会)と肉の家族(家庭)です。
3~16節は、やもめに対して、どの人よりも長く語っています。やもめとは夫に先立たれた妻(未亡人)のことです。当時のやもめは夫が亡くなった瞬間から収入が途絶え、経済的に厳しくなってしまいました。旧約時代から神は孤児ややもめを助けるようにと教えています。 ルカ2:36~37には、やもめだからできる奉仕があったことが書かれています。 本当のやもめは尊敬し、物質的・経済的に助けなさいとパウロは言っています。エペソ教会の具体的な状況を見て、家族のあるやもめは家族との中で敬い愛を示し、若いやもめは家庭を持つことが、反対者にそしる機会を与えないことを語っています。そうすれば教会はほんとうのやもめを助けることができるのです。(文 谷本)